茅ヶ崎徳洲会病院様

第8回は、茅ヶ崎徳洲会病院の管理栄養士、
深谷 朋子様をご紹介いたします。

「茅ヶ崎徳洲会病院」は40年以上前から茅ヶ崎駅近くにありますが、
2012年にほぼすべての機能は、
辻堂の「湘南藤沢徳洲会病院」へ新築移転し、
建て替えた病院は、以前とまったく中身の違う新規の中規模病院です。
深谷様は移転も、新しい「茅ヶ崎徳洲会病院」の立ち上げも
ご経験されています。

ここからは深谷様をインタビュー形式でご紹介いたします。
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Q1.管理栄養士(栄養士)をめざしたきっかけ
  私が5歳の頃、とある感染症で小児科に入院をしていた時に、
  点滴中で動けず、ベッドで横になっていると、
  ドアの隙間から紙がひらひら落ちてきました。
  後から拾い、母に話を聞くと、病院の栄養士さんが
  「(深谷さんが)部屋から出られないので、何かしてあげたい」と
  人気アニメのキャラクターの絵を描いて入れてくれたと知り、
  嬉しく思いました。

  その時に「栄養士」という職業を知り、
  始めは漠然と「調理をする人」だと思っていましたが、
  成長と共に「栄養士」の仕事を知り、
  料理が好きなこともあり、
  その頃からずっと「栄養士」を目指していました。

Q2.管理栄養士としてのやりがい
  患者様は高齢者が多いので、食事を工夫することで
  食べられるようになった時や、
  予防も含めて、栄養指導で話したことを実際にやってくれて
  検査データが良くなったり、元気になった時にやりがいを感じます。

Q3.心に残るエピソード
  栄養士から管理栄養士になったばかりの頃に
  出会った末期がんの患者様で
  「娘さんの結婚式に参列したい」と頑張っていた方。
  「食事」としてのサポートではないけれど、
  よく顔を出して患者さんの話を聞いて励まし、
  患者さんは体調が悪く、辛い日々でも笑顔で答えてくれて、
  なんとか結婚式には参列できた方が印象的です。

Q4.栄養管理室の特徴
  高齢の患者さんが多く、食事を楽しみにしている人が多いので、
  月に1回行事食をしています。
  同じ時期に入院してくる患者さんもいるので、
  毎年同じ行事食にならないよう、工夫をして変化をつけています。

  また、大きな病院ではなく中規模の病院ならではの良さで
  コメディカルな方たちとコミュニケーションをとって、
  患者さんにきめ細やかにサポートをすることができています。

  例えば、骨折で入院している患者様はリハビリの後、
  筋肉量の増加を栄養面でもサポートできるよう、
  間食として補助食品を提供していますが、
  置いておくだけでは食べ忘れてしまうことが多いです。
  リハビリが終わるタイミングで管理栄養士が声をかけることは
  難しいので、看護師さんなどに声をかけてもらえるよう
  協力してもらっています。

Q5.ミールタイムの良いところ
  媒体資料として、写真が載っているので塩分やカリウムの量が
  目で見てわかりやすいのが良いです。
  高齢の患者様が多いので、栄養士が電話に出ることも安心できます。

Q6.管理栄養士として今後やりたいこと
  外来の透析患者様をずっとみてきているので、
  何か役に立てることが
  できたらいいなと思ってます。

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深谷様、ありがとうございました。

深谷様の幼少期のお話も、心に残るエピソードも共通している点として
管理栄養士の業務は、栄養指導、給食管理、栄養管理など様々ですが、
「食」に関することだけではなく、
患者様を思いやる気持ちやサポートが
とても大切で素敵だと感じました。


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