かわさき記念病院様
2025年8月13日(水) 18:00
今回は、川崎市宮前区で「認知症疾患専門」として地域の認知症治療に
貢献していらっしゃる、医療法人三星会 かわさき記念病院の
管理栄養士 佐藤 三奈子様を、インタビュー形式でご紹介いたします。

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1.管理栄養士を目指したきっかけ
元々は料理が好きだったので、調理師になりたいと思っていました。
中学1年生の時の担任が家庭科の先生で、進路相談で
「『管理栄養士』という資格もあり、料理だけではなく栄養も学べて、
より幅が広がり、同時に家庭科教諭の資格を取れる学科もあるよ」と
教えてくれて、そこからは「管理栄養士になる!」と
迷いなく大学まで進学をしました。
病院の管理栄養士を目指したきっかけは、大学時代に横浜旭中央総合病院で
臨地実習をしたときに、管理栄養士の佐々木美穂さんと出会い
「目指す姿の管理栄養士がここにいた」と感銘を受けて、
臨床の道に進みました。
卒業後、2年目からは念願が叶い、憧れの佐々木さんと一緒に働くことができました。
2.やりがいを感じるとき
患者さんが笑顔になった瞬間です。
急性期の病院で働いていた時は、患者さんの検査結果改善や
術後の栄養管理目標を達成することでやりがいを実感していましたが、
現在は進行性疾患の認知症が対象のため、患者さんの「表情」をよく見ています。
私は食事介助や口腔ケアも行っており、認知機能が低下しても、
患者さんは必ず何かを感じ取っていると考えています。
患者さんを人生の先輩として尊敬することを忘れずに接することで
入院という環境変化や、周辺症状が強く表情が固い患者さんにも想いが通じ、
信頼関係が生まれ、安心感を与えることができます。
中には私からの介助じゃないと食べない方もいらっしゃりますが、
土台作りをすることで、やがて心がほぐれて、
色んな人からも食べられるようになっていくこともあります。
何かが変わったことで「美味しい」「来てくれて嬉しい」などと言われ、
笑顔がみられると「やっていて良かった」と感じます。
3.今後、管理栄養士としてやりたいこと
高齢者医療に携われて良かったと感じています。
在宅や地域とのつながりを広げて、認知症になっても
食(食べること、栄養管理)に困らない仕組みを作っていきたいです。
そして、今後も患者さん一人ひとりと今後も向き合い、その患者さんにとって
「唯一無二」な管理栄養士でありたいと思っています。
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佐藤様、ありがとうございました。
「理想の管理栄養士」さんに出会えて一緒に働けたエピソードが
素敵です。佐々木様とは現在も親交があるそうです。
佐藤様も、私は今回初めてお会いしましたがとても素敵な方でした。
いつもブログ取材を通して、本当に素敵な管理栄養士さんたちに
出会えて私も嬉しく思っています。
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