横浜医療センター様「先生のはなまるメニュー」

第5回は、独立行政法人国立病院機構横浜医療センター
管理栄養士横田 あみ様をご紹介いたします。

横浜医療センター様は、横浜市南西部地域中核病院として
位置づけられる高度急性期病院です。

ミールタイムの「先生のはなまるメニュー」は、
病院の栄養士様に考案していただいたレシピを
商品化した満足感と安心が”はなまる”の特別なメニューです。

今回、横田様に考案していただきました
ごま香るさばの味噌煮風』が本日より販売開始となりました。

病院で人気の「さばの味噌煮」をメインとして
メニューを提出していただき、試作を重ね、商品化いたしました。

ここからは、インタビュー形式で横田様をご紹介いたします。
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Q1.管理栄養士を目指したきっかけ
 私が中学生の時に母が潰瘍性大腸炎になったことがきっかけです。
 生きていく上で、食事がいかに大切かということを身近で感じました。
 当時は、栄養指導などを受ける機会がなく、
 インターネットや本などを見て
 手探りで食事療法に取り組んでいました。
 のちに病院で働く管理栄養士の存在を知り
 「食事で患者様の力になりたい」
 「不安な思いをされている方に寄り添いたい」
 と思い、管理栄養士を目指しました。

Q2.主な業務内容
 外来栄養指導やPCC(入院調整センター)栄養指導を中心に、
 心不全療養指導士として心不全ケアチームに携わっています。
 高齢化に伴い心不全患者は増加傾向にあり、
 再入院時には大樹減少やサルコペニアなども多く見受けられます。
 心不全ケアチームでは、ご入院された患者様の
 「生活の質の向上」
 「生きがいの獲得」
 「セルフケアの向上、獲得」
 を目標に、活動しています。

Q3.心に残るエピソード
 小児病院で勤務をしていた際、月に1度の「手作りおやつ」に
 参加させていただきました。
 調理師と共に各病室を訪問し、
 ホットプレートでフレンチトーストを焼きながら、
 ひとりひとりの希望に合わせて
 果物やクリームをトッピングしていきました。
 普段食事が進まないお子さんも待ち遠しにしている姿を見て、
 食事は栄養状態をよくする以外にも、
 治療の励みつらい入院生活の楽しみとして、
 とても重要であることを改めて実感しました。

Q4.管理栄養士として今後やりたいこと
 心不全療養指導士として患者様をサポートし、
 心不全ケアチームの存在や活動を多くの方に
 知ってもらいたいです。
 また、先月からNSTにも参加させていただいているので
 食事が進まない患者様や低栄養の患者様に
 寄り添った食事提案をしていきたいです。

Q5.「先生のはなまるレシピ」考案の感想
 病院給食とは違い、使用食材や調理法など
 考慮すべき点がいくつかあり、勉強になりました。
 今回のお弁当は、香辛料やごまの風味を活かして
 薄味でもおいしく食べられる工夫をしています。
 手に取っていただいた方にも、
 どうすればおいしく減塩できるのか、
 お弁当から感じ取っていただけると嬉しく思います。

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横田様、取材へのご回答、
そして「はなまるメニュー」の考案にご協力いただき、
誠にありがとうございました。

横田様の他、3名の病院栄養士様が考案した
「先生のはなまるメニュー」も
ミールタイム2023春号」に掲載しておりますので、
是非、ご覧ください。

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下記ブログもよろしくお願い申し上げます。
赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
AKABANE TECH BLOG
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