平成横浜病院様

第14回は、医療法人横浜平成会平成横浜病院総合健診センター
管理栄養士 大堀 温子様をご紹介いたします。

こちらの総合健診センター様は病気の早期発見・早期治療に貢献し、
地域の皆さんの健康を支えることを目的としています。

ここからは、大堀様をインタビュー形式でご紹介いたします。

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1.管理栄養士を目指したきっかけ
 高校生の時に異文化を学びたいと思い、
 アメリカのミネソタ州に留学をしました。
 ホームステイ先のお母さんは私を娘のように大切にしてくれましたが、
 食文化の違いや、あまり料理が得意ではなかったこともあり、
 例えば「パンとスープ」「クラッカーとフルーツ」
 「レトルトのパスタ」など
 栄養バランスの偏っている食事が3ヶ月続き、
 身体に異変を感じました。

 食べ物が、こんなにも身体に影響を受けるのだと
 カルチャーショックを受け、
 「私は食べ物で出来ている。食べ物で人は健康になれる」と思い、
 栄養学が学べる4年制大学へ進学をしました。

2.業務内容
 ①特定保健指導業務
  健康診断・人間ドックを受診された方を対象に
  特定保健指導を行っています。
 ②健康レストランのメニュー開発
  当院4階に設置されている「健康レストラン」で
  提供する料理を専属シェフと共同で考えています。

3.健康レストラン
 健康診断や人間ドックを受診されたすべての方に
 「地中海ランチプレート」(写真上)か、
 「地中海アフタヌーンプレート」(写真下)を
 お召し上がりいただいています。

  健康診断などでは、当日朝食を抜く方が多いので、
  エネルギーやたんぱく質などのバランスが獲れるよう
  専属シェフが、食材や調理法にとことんこだわり、
  ソースやドレッシングも全て手作りで、
  「健康に気を使いながらも美味しく食べられる料理」を
  計算しつくされたプレートになっています。
  また、アレルギーをお持ちの方は、
  当日シェフが個別対応をしてくれます。

4.ミールタイムの活用

 特定保健指導にご参加いただいた全ての方に
 情報提供ツールとして「ミールタイム」を渡しています。

 特定保健指導の3ヶ月の間、
 夕食を「ミールタイム」のお弁当にした方からは
 「いかに普段の食事の味が濃いのかがわかりました」
 と、仰っていました。
 ミールタイムのお弁当を食べて、
 中性脂肪やLDLコレステロールが下がった方もいます。
 夜遅くまで働いている方も多いのですが、
 コンビニなどは深夜の品揃えも少なく、
 野菜まで揃えると金額も高くなってしまうので、
 ミールタイムは便利だと考えています。

5.今後管理栄養士としてやりたいこと
 「特定保健指導」は、「怒られる」
 「食べては『ダメ』と言われる」などの
 マイナスのイメージがあるようで、
 誤解が多いと感じています。
 健康のための良い制度として、
 捉えてもらえるように
 今後も情報発信をしていきたいです。

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 大堀様、ありがとうございました。

 私も「地中海ランチプレート」を
 試食させていただいたのですが、
 高級ホテルのような美味しさに、大変驚きました。
 ズワイガニやトリュフも使われていて、
 健診後、ヘルシーでこんなに美味しいお料理が
 食べられることは、本当に最高ですね。

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下記ブログもよろしくお願い申し上げます。
赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
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