上大岡仁正クリニック様

第25回目は医療法人社団厚済会 上大岡仁正クリニック
管理栄養士 川嶋 明美様をご紹介いたします。


厚済会は、「仁・愛・知・技」を理念に掲げ、
「透析患者さんの腎生のベストパートナー」から
「横浜市民の人生のベストパートナー」となり、
健康な暮らし・医療の質を守る存在として
予防から治療・終末期まで、高い専門性をもつ
プロ集団に気軽に相談できる組織を目指しています。

ここからは川嶋様をインタビュー形式でご紹介いたします。

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1.管理栄養士を目指したきっかけ
もともと料理が好きで、高校生から自宅での夕食作り担当に
なったことから食に興味を持ち、栄養が学べる大学に入学しました。
栄養学を学んでいるうちに、一番食が重要な
病院の管理栄養士になりたいと思いました。

2.業務内容
①外来透析栄養管理
外来透析患者さんの食生活支援、栄養指導を行っています。
新規の患者さんには、ご家庭で食事を作るご家族の方も一緒に
透析食のポイントを個別にお話しします。
注意が必要な食品は、具体的な目安量などがわかる資料を使って
わかりやすく伝えられるよう心掛けています。
食事記録を基に患者さんの食事摂取状況、生活背景を把握した上で、
個々に合わせたアドバイスをしています。
継続指導としては、月に2回の定期採血を実施し
その結果を確認しながら透析中に訪問し
ベットサイドにて食事管理のアドバイスや相談を行っています。

②一般外来栄養指導
各疾病に必要な食事管理について、個別に指導を行っています。
改善が必要なところは、患者さんと一緒に考えながら
前向きに管理していけるようサポートしています。
また、特定健診の結果から対象になった方へ
特定保健指導を行っており、生活習慣病の改善に取り組めるよう
行動計画を立てサポートしています。

3.栄養課の特徴
常駐栄養士一人が担当することで
医師・看護師との情報共有や連携がとりやすいです。
透析日には持ち帰り弁当を提供しております。
その他、四季の透析レシピ集や
2か月に1回作成している透析栄養サポート通信を配布しています。
現在は、新型コロナウイルス感染症回避のため中止していますが、
以前は年に3回、透析食の「料理講習会」を企画し開催しておりました。

4.今後の目標
透析治療を受けている患者さんは、
食事に注意しなければいけない点が多い為、
ご本人にとってストレスを感じることもあると思います。
そんな患者さんの気持ちに寄り添って、
一緒に食事管理が継続できることを目指しております。
また、料理講習会を待ち望んでいる患者さんもいますので、
再開したいです。料理講習会では、自分で作る楽しみや
食べる楽しみを実際に体験し、治療食のコツを
つかんでいただいたうえで患者さん自身が食事管理に
関心を持つことを目標にしています。
工夫次第で継続して楽しめる味に仕上がることを
経験していただき、その内容に触れることでご家族にも
透析食に理解を示していただく機会を提供できればと思っています。

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川嶋様、ありがとうございました。

透析の患者様は水分・カリウム・リンの制限があり、
患者様やご家族の方に食事のポイントを
理解していただく必要がありますね。
四季の透析レシピ集には、クリスマスやお正月など
イベントに因んだレシピが紹介されています。
また、透析栄養サポート通信では、
イラスト付きで分かりやすく、
作りやすいレシピが紹介されていて、
川嶋様の患者様やご家族の方に寄り添う
気持ちが伝わってきました。

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下記ブログもよろしくお願い申し上げます。
赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
AKABANE TECH BLOG

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