相武台病院様(さくら会)

第30回は相武台病院の管理栄養士 春口 佳美様をご紹介いたします。

春口様が毎回参加されている座間市の「介護予防教室さくら会」に
3月14日(木)は私も一緒に参加をさせていただきました。

活動内容は、主に介護予防を目的にした体操、歌、折り紙です。

この活動の素晴らしいところは、地域住民が自ら立ち上がって
地域住民の介護予防を企画・運営するところにあり、
座間市社会福祉協議会にボランティア登録をしたことです。
例えば、「あの方最近顔をみないわね」
「最近お一人暮らしになったから様子をみなくちゃね」
「退院して来たばかりだけれど雨戸を開けている様子をみたわよ」
「じゃあ、参加へ声をかけてみようか」など
ご近所の方の様子を皆で気を配っていらっしゃいます。

この日の参加者は女性12名。
今回は特に体操が大きな割合を占めていて、
無理をしないよう気をつけながらも
全身を動かすものから指先の運動まで、
とても良い運動になりました。
私も一緒に、折り紙で「ウグイス」を作りました。


折り紙が苦手なので、途中折り方がわからなく
結構苦戦しましたが皆様が優しく教えてくださり、無事完成しました!
歌をうたう時は、ピアノで伴奏をする方もいて驚きました。

和気あいあいとした雰囲気で、地域の方の交流の場にもなっていました。

私は、ミールタイムのご紹介と
減塩などのサンプルを配布させていただきました。

ここからはインタビュー形式で春口様にお答えいただきます。

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Q1.最近管理栄養士として力を入れていること
 地域活動や訪問栄養指導です。
 地域活動の第一歩が「さくら会」で、
 以後毎回参加させていただいています。
    また、昨年から念願の訪問栄養指導を
 始めることができました。
 今年の目標は、当院の退院患者様を
 継続介入していく流れを作ることです。

Q2.座右の銘は
 「チャンスの神様は前髪しかない」です。

 昔だったら断っていたような話でも、
 チャンスを逃さないよう、
 神奈川県栄養士会の役員を引き受けたり、
 機会があれば、何事にも積極的に取り組むようになりました。
 そうすることで、急に道が開けたような、
 色んな方との繋がりが増え、輪が広がっていき
 例えば地域包括支援センターのケアマネさんと協力して
 訪問栄養指導を始めることができました。
 また、フレイル予防の健康イベントで
 講師を務めさせてもらいました。

 以前の私からは考えられない、積極的な行動を取っています。
 今は将来への不安が少しずつ減り、
 この先へ向けての活力が出てきました。

Q3.これから管理栄養士としてやりたいこと
 相模原や座間ではまだ訪問栄養指導が少ないので、
 これから増やしていきたいです。

 私の勤務する病院に入院してくる患者様の多くは、低栄養状態です。
 少しでもこの状況を打破するため、
 入院が必要になる前に地域の方々へ
 栄養ケアサービスを提供したい!と考え、
 介護予防・自立支援にむけた
 地域の取り組みへの参加に一歩踏み出しました。

 ブログ読者のみなさん、ぜひ、地域活動に参加してください!
 そして、管理栄養士は外来通院時、
 またはご自宅に訪問する栄養指導(訪問栄養指導)を
 行っていますのでどうぞご利用ください。
 管理栄養士は、もっともっと地域の役にたちたいと考えています。

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春口様、ありがとうございました。


春口様は訪問栄養指導に行くと、
対象者の方が春口様とお話をしているうちに
だんだんと元気が出てくる様子がわかり、
それがとても嬉しくやりがいを感じるそうです。

お一人暮らしの高齢の方も増えていく中で、
つい引きこもりがちになってしまう方がいらっしゃると思うので、
地域の方の集まる交流の場が身近にあると良いですよね。
今回、素晴らしい会に参加させていただき、
私もパワーをいただきました。
「さくら会」の皆様ありがとうございました。 

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赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
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