神奈川リハビリテーション病院様
2023年4月5日(水) 18:00第7回は、神奈川リハビリテーション病院の管理栄養士、
森田 雪水(ゆきみ)様をインタビュー形式でご紹介いたします。
厚木市に所在する神奈川リハビリテーション病院は、脊髄損傷、
脳外傷、骨・関節疾患、小児神経疾患、神経難病等の治療と訓練により、
早期社会復帰に向けたリハビリテーション医療を行っています。
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Q1.管理栄養士を目指したきっかけ
5歳の誕生日に、両親から「包丁」をプレゼントしてもらい、
料理を作ることがとても好きになり、食べることも好きになりました。
中学3年生で進路を決めるときには、「食に関わる仕事をしよう」と
決めていました。
その後、神奈川県立保健福祉大学 栄養学科へ進学し、
管理栄養士となりました。
今でもその時にもらった包丁を使っています。
Q2.管理栄養士としてのやりがい
病院に入職して3年になり、現在は脳血管疾患の病棟を担当しています。
「経管栄養」で入院・転院してきた患者さんが、様々な職種の方が
関わりながらリハビリを行い、3食「経口」で食べられるようになり、
患者さんから「〇ヶ月ぶりに食べられて嬉しい」と言ってもらえた時は
管理栄養士としてお手伝いができたと思える瞬間です。
Q3.栄養科の特徴・力をいれているところ
一般食の他に特別治療食としてエネルギーコントロール食、
蛋白コントロール食、脂質コントロール食があります。
「回復期」の病院なので、筋力アップのため「高たんぱく食」も用意しています。
比較的若い方や、一般食では量が足りない方、回復が早く動ける方が
利用されています。
給食調理は全面委託しているので、病院の管理栄養士はできるだけ
病棟に赴いてリハビリスタッフや医師、看護師などと連携をとりながら
患者さんと直接関わり、寄り添えるよう心がけています。
Q4.ミールタイムの良いところ
①塩分2.0g未満
意外と、塩分制限のある宅配食は多くないです。
脳血管疾患をお持ちの患者さんにも心配なく紹介できます。
②豊富な種類
「ヘルシー食おかずのみ」だけでも77種類と豊富。
季節によってメニューが変わるのも良いです。
③目次ページの目盛り
最近発見したのですが、ミールタイムカタログの目次ページ(3ページ)に
目盛りが付いていて、お弁当の容器のサイズが
わかるようになっています。
患者さんにサイズを伝えるときに便利です。
栄養指導をする時は、まず始めに「退院後の食事の準備」について、
ご自身またはご家族が調理するか、宅配食を利用するかの意向を
患者さんに伺っています。
現在、脳血管疾患病棟を担当していることもあり、
「前から考えていたけど、今回の入院をきっかけに
宅配食を利用してみたい」という患者さんもいるので、
ミールタイムを紹介しています。
Q5.管理栄養士として今後やりたいこと
この4月から、NST(Nutrition Support Team, 栄養サポートチーム)の
担当として本格的に活動を始めます。
より専門的な介入ができるようになりたいです。
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森田様、ありがとうございました。
のちに管理栄養士を志すきっかけとなった、5歳の誕生日プレゼントを
今も大切に使っていらっしゃることに感服致しました。
料理が好きなことが、食べることが好きに繋がり、
もっと料理が好きになり、もっと食べることが好きになる。
森田様の素質もあったのでしょうが、素敵ですね。
このお話を聞いて、自分の子供達にも包丁をプレゼントしてみたくなりました。
とても偏食な子もいるので、一緒に料理をしてくれて、
食べることが大好きになってくれたら嬉しいです。
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