介護医療院菜の花様

本日は高石市にございます、
介護医療院菜の花様をご紹介いたします。
管理栄養士の中谷 清楓様とお話を致しました。

以前こちらは、高石藤井心臓血管病院様でしたが、
現在は高石市で唯一の介護医療院として
新しく設立されました。

介護医療院とは
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介護医療院は単なる療養病床等からの移行先ではなく、
住まいと生活を医療が支える新たなモデル」として
創設されました。(厚生労働省ホームページより)
医療処置等が必要で、自宅や特別養護老人ホーム等でも
生活が困難な高齢者にも対応できる施設として
期待されています。

病院での食事管理は治療ということが優先なので、
疾患を抱えていれば、何かしら栄養成分など
疾患に沿って対応が必要なります。
しかし、介護医療院の場合ですと、
食事提供の意味が変わってきます。

栄養士としてのやりがい
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介護医療院では、その施設で生活をされていらっしゃるので、
その方の生活の一部として食事を提供します。
疾患があることが原因で、自宅での介護を断念し、
戻りたくても戻れない環境の方もいらっしゃいます。
その中で、『食事』は心を支える一つの材料にもなっており、
楽しみにしてくださる方が多いそうです。

例えばイベント食で月1回おやつレクリエーションがあり、
あんみつを提供したことがあったそうです。
そのあんみつも、だた提供するのではなく、
食べる前にご自身でクリームを絞っていただくことで
手先を使う訓練にもなりますし、わいわい言いながら
その時間をご本人が楽しむことが出来ます。

行事やレクを通じて、直接ご利用者様から声を掛けていただくと
とても励みになり嬉しいと、素敵な笑顔で答えてくださいました。
“またこれやってね!”
“次はこういうのがやってみたいな!”

と直接ご意見をいただける事で、
その方の生活の一部になれている気がして
大きなやりがいに繋がっているそうです。

今後の展望
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介護医療院様の中では、ミールタイムは読み物として
1階の入り口のところにご設置していただいています。

附属の透析クリニックがある為、普段栄養指導は
そちらのクリニックでも行っているそうです。
そこでの業務と医療院での業務、それぞれ色々なことに
挑戦しながら幅広くチャレンジしていきたいと
お話してくださいました。

昨日食べられなかったものが、今日は食べることが出来たなど
毎日ご利用者様の変化があります。
「大変な事もありますが、食を通じてその方の
人生に関わっていける事、それがとても楽しい」

お話してくださる姿は、とても印象的でした。

お話の裏には困ったことも沢山あったと思いますが、
明るく前向きに捉えてお仕事に向かわれており、
大変さを感じさせない姿にこちらが元気をいただけました。
ここで生活されている方にとっては、
そういう栄養士さんの存在は、とても大きな励みになると思います。

私も改めて中谷様のような、人に元気を与えられるような
栄養士を目指して日々取り組んでいきたいと思います。
貴重なお話をありがとうございました。

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