中村クリニック様

本日は大阪市北区にございます、
中村クリニック様をご紹介いたします。
管理栄養士の稲内 知子様にお話を伺いました。

中村クリニック様は、透析専門のクリニックです。
市内の中心部にあり、働き盛りの年齢の方から、
古くからこの地元にいるという高齢の方まで、
幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。

透析クリニックでの栄養指導
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透析クリニックにお勤めになるにあたり、
栄養指導のやり方について、最初はとても悩んでいた
と教えてくれました。
心がけている事として、
『1回の栄養指導で満足させない事』。

それは透析の場合、2日1回くらいのペースで
患者様はクリニックに通院しています。
そしてそれはずっと一生の間、通院が必要になるので、
下手したらご家族より顔を合わせている時間が
長いかもしれません。

それなのに、栄養指導でもう話をしたくない、
会いたくないと思われてしまうと、2回目から話しかけづらく
なってしまいます。
一生懸命栄養の話をしなければ、と詰め込むような
栄養指導をしてしまい、関係性が悪くなってしまった事が
あると仰っていました。

また『あなたと話したい』と思ってもらえるよう、
10のうち2つしか話せなかったとしても、
またすぐ明後日会えるから、またその時に話そうと、
心に余裕を持って対応するようにしてから、
患者さんとの関係性も変わったと言います。
急性期の病院、一般診療所、透析クリニック、
それぞれ栄養指導はしますが、それぞれの施設によって、
ゴールの設定の仕方があるんだなと、感じました。

栄養便り
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季節に合わせた栄養に関するチラシを作成し、
皆さんに配布されています。
こうしたチラシを作成することで、具合が悪くて
その場で食事の話が出来なかった患者様でも、
家に帰ってから見返してもらったりできるので、
無理に話をする時間を作らなくても
コミュニケーションが取れるようになったそうです。
丁寧に作られたチラシで、読むのが楽しくなってきますね!

今後取り組んでいきたいこと
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患者さんとそのご家族様との連携も図るため、
患者会も今後取り組んでいきたいと
考えていらっしゃいます。
患者様自身もそうですが、支えるご家族様も
色々と不安があると思いますので、
そういった助けになるのはとてもいいことですね。

クリニック様もアットホームなので、
待合室は本好きな患者様から寄贈された本や、
ぬいぐるみ等が飾られており、
家と同じようにリラックスして過ごしていただきたい
というスタッフ様の思いも感じられました。

弊社もお困りの患者様の食事面だけではなく、
心の支えになれるよう、サポートしてまいります。
貴重なお話をありがとうございました。

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