巽今宮病院様

本日は箕面市にございます、
医療法人マックシール巽今宮病院様をご紹介いたします。
巽今宮病院様は回復期病床40床、療養病床40床、
一般障害者病床30床の慢性期医療を担う病院です。

栄養科 管理栄養士の新藤 弥生様(左)と
杉田 もとよ様(右)のお二人にお話を伺いました。

慢性期医療となると、長期入院の患者様が多くいらっしゃいます。
その長期間の入院生活で、やはり食事の楽しみというのは
大きなものになると思います。
「どうやったら楽しんで味わっていただけるか?」
という給食への拘りがお話の中で随所に感じられ、
思わず病院の食事を食べたい、と思いました。

例えば、ハンバーグやメンチカツなどは
手作りで作られています。
お米も色々と食べ比べを行い、
産地に拘ったお米を使われていらっしゃいました。
食事の質を上げる事、そしてその為にも
委託給食会社の方とも綿密なやり取りをして
栄養科全体で美味しさに拘り、
給食提供をされていらっしゃいました。

素敵な給食の写真は病院ホームページでも
ご紹介されているので、こちらもご覧ください。
栄養科だより

患者様とのやり取りで大切にしていること

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患者様の病室へ向かうときは、必ず入室時に
自己紹介をしてから入るそうです。

笑顔で対応する、トーンを上げて話す事で、
患者さんもだんだんと心を開いていくのを感じるそうです。
患者さんとのちょっとした会話の中から、食事の希望であったり、
気になることを吸い上げ、こうしたらもっと食事を
召し上がれるようになるのでは?というヒントを得て、
給食提供に活かしていると教えてくださいました。

しっかり食べることが、リハビリの成功にも繋がっていくので、
細かな事でもメモを取り、〇〇に変えたら
食事を食べられるようになった等、
他職種の方にも情報を共有していらっしゃいます。

今後力を入れていきたいこと
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コロナ禍で数年実施できていなかった、
糖尿病セミナーを再開し始めていらっしゃいます。
地域貢献として、少しでも地域の方との関わりを持ち、
皆様に健康になっていただく為のお手伝いが
出来ればと教えてくださいました。

6月に実施したセミナーでは、ミールタイムのカタログや、
食塩無添加の顆粒だしをお土産で患者さんにお渡しいただき
ありがとうございました!
また冬の開催に向けて準備をされているそうなので、
ぜひお近くの方は足を運んでみてください。

最後見送ってくださるときに、駐車場の植物の事を
教えてくださいました。
1本1本丁寧に植えられた木々や植物は、
収穫時期になったらちゃんと収穫して、
給食で提供されているそうです。
収穫するという行為もリハビリに繋がりますし、
自分で収穫したものが給食で出てくるなんて
わくわくしますね!

左からリンゴ、ゆず、ヤマモモです。
写真は春頃のものなので、まだりんごの実はついていませんが、
収穫時期になると駐車場全体が
りんごの良い香りに包まれるそうです。
薬剤師さんが丁寧に立て札を作って下さり、
これ以外にもたくさんの植物が植えられていました。

「食」を通じて皆様に喜んでいただきたい
その思いが一つ一つに感じられホスピタリティに
溢れる病院様でした。
私達もお客様との会話、提供するサービスも
もっと磨いて喜んでいただけるように
努めて参ります。
貴重なお話をありがとうございました。
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赤羽ではたらく栄養士たちの日記
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