ながはら病院様③

先月のブログからの続きで、ながはら病院様をご紹介いたします。
管理栄養士の辻村聡様にお話を伺いました。

ながはら病院様では病院全体として、
各診療科をあげて「経口摂取の強化」に
取り組んでいらっしゃいます。

入院患者様は、急性期の病院さんと違い、
すぐに退院される方ばかりではありません。
年単位で患者様は入院されることもあります。
そうなったときに、出てくる食事が楽しみになり、
生きがいに感じてくださる方もいらっしゃるでしょう。

長い療養期間、患者様自ら口から摂取して、
『食事を楽しんでいただきたい』その思いは、
他部署の方も同じように意識して取り組まれているそうです。

院長先生相手に模擬指導
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辻村様が入力したての頃に、院長先生を相手にして、
模擬指導をするよう言われ練習をしたお話を教えてくださいました。
患者さんとの接し方、人によって話し方を変えたり、
より理解を深めていただけるように表現方法を変えたり、
その模擬指導で学ばれたそうです。

院長先生が栄養指導に関わってくださっていたというお話を伺い、
今こうして病院全体で経口摂取の強化に取り組まれているというのも
うなずけます。

辻村様のお話で印象的だったのは、
薬を飲んだり手術をするとなれば、
治療方法としてNOと言いずらい事が多い中、
食事のことについては我儘を言う事ができる。
やらないとなれば拒否する選択肢がある中で、
うまいことYESと言っていただけるよう、
受け入れていただけるようなアドバイスを
心がけている

という言葉です。

栄養士は患者様と近い存在だからこそ、
動けることがたくさんあるので、
ちょっとしたことから行動変容に繋がるヒントが
あるかもしれません。
患者様に先ずは1つでも出来ることから
スタートしていただき、継続していただけるよう
背中を押す存在なのだなと感じました。

継続は力なり
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今後も力を入れていきたい事として、
栄養科全体で今やるべきことを継続していくこと、
それが一番大事だとお話してくださいました。
継続は力なりで、今患者様の為に取り組んでいることを
先ずは継続していき、経過がどうなっていくか、
患者様のメリットになっているのか、
お一人おひとりと向き合いながら
今後とも取り組まれていきたいそうです。

辻村様は後輩の育成にも携わっていらっしゃり、
栄養士養成学校の生徒達に授業もされています。
こうした現役の栄養士さんの言葉や経験を
学生時代から学べるというのは、良い経験になりますね。

弊社も患者様のためになっているのか、
しっかり寄り添ったアドバイスが出来ているのか
お一人おひとりと向き合いながら
お食事をお届けしていきたいと思います。
貴重なお話を伺わせていただきありがとうございました。
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