大阪掖済会病院様 まなぼう会

先月、大阪掖済会病院様で開催されました
“まなぼう会”に参加をさせていただきましたので、ご紹介いたします。

“まなぼう会”は、地域の方との交流の場として、
健康情報の発信などを行い、より患者様の健康増進に
貢献していけたらという思いで開催されました。
今回のテーマは、「サルコペニア・フレイルの予防と対策」です。

理学療法士の上野先生、管理栄養士の河野先生から
予防と対策の大切なポイントについてお話をいただきました。

この会の冒頭でもお話がございましたが、
コロナ禍の中で「ステイホーム」の時期があり、
活動量の低下と共に、人とのコミュニケーションの低下も
よく指摘されるようになりました。
活動量が減ってきてしまうとお腹もあまり空かないので、
自然と食べる量が減っていきます。
また外出も億劫になってきて、一時期は人と接する機会が
減ってしまった方も多かったのではないでしょうか。

理学療法士の上野先生からは、講義の後に実際にロビーに出て、
ストレッチの指導をしていただきました。
セラバンドを皆さんにお配りして、椅子に座りながら
足にバンドを引っかけた状態で足を伸ばしたり、
手でゴムを下から上に引っ張り上げたりします。
結構力がいるので、何セットが続けていくと、
筋力がついていい運動になりますね!

こちらのセラバンド、お持ち帰りしてよいとのことで
皆様大変喜ばれていて、「早速やってみよう!」と
力を込めてお話してくださる方もいらっしゃいました。

管理栄養士の河野先生からは、フレイル予防について、
食事のポイントをお話していただきました。
たんぱく質をしっかり摂るということは
何となくイメージしやすいのですが、
他にもビタミンDであったり、
カルシウムも摂取していくとより効果的です。

食事量が減ってくると、たんぱく質が不足してしまう方が多いので、
今の食事に何をプラスするとたんぱく質が効果的に摂れるか?など
お話をしてくださいました。

また美味しく食事を食べるには、「口の健康」も大切です。
歯の状態が悪いと、硬いものが食べられず、
柔らかい食材にばかり偏りがちです。
そうなると、食べづらい食物繊維を敬遠してしまい、
血糖や血圧が上がりやすくなり悪循環になります。

食事の中身のお話と、美味しく食事を食べるための
「オーラルフレイル」も大事なポイントになるので
参加された皆様で、口と舌の動きをスムーズにするための
体操を実践しました。

最後にお土産として、弊社からカタログと
「具たっぷり味噌汁」をお持ちいたしまして、
皆様にお持ち帰りいただきました。
スライドでもご紹介いただきありがとうございました。

フレイルの原因としては、運動不足、栄養不足、
そして社会参加の不足が挙げられます。
こうした勉強会が開催されていると、
自然と外に出てみようとなりますし、
参加した仲間同士、会話も弾み皆様わいわいと楽しそうに
ご参加されていました。
「久し振りやんね~!!」「元気だった?」と
ご参加された方々がお話されているのを聞いて、
何だかこちらも嬉しくなりました。

今後も、こうした地域の方々への活動をサポートし、
皆様の健康増進に貢献出来たらと思います。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
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