北摂総合病院様

本日ご紹介させていただくのは、高槻市にございます
北摂総合病院様です。
急性期病院としての役割を果たしながら、
地域医療支援病院、大阪府がん診療拠点病院として
地域の患者様の健康増進に貢献されていらっしゃいます。

管理栄養士の岡本大尚様にお話を伺いました。

北摂総合病院の栄養科様では、
・給食管理
・栄養指導
・臨床栄養管理
をメインとして活動されています。

診療科の担当制を導入されていらっしゃり、
令和3年の栄養指導件数は4,132件実施されています。
また、臨床栄養管理については、
回診にも常に管理栄養士が就き患者さんの様子を把握したり、
栄養調理科の方と協力し、
癌患者に対するセレクト食(ケモ食)の実施などに
取り組まれています。

セレクト食については、調理師が毎朝ベッドサイドに伺い、
当日その方が食べられるものを
聞き取りされていらっしゃるそうです。
メニューも全部で70種類あり、抗がん剤治療などで、
食事が摂りたいけど摂ることができない患者様にとって
「食べたいものが食べられる」喜びは、本当に大きなものです。
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「依頼があってから行動するのではなく、栄養士から動く」

お話の中で印象的だったのは、
病院内外での行動量の多さでした。
他部署の方との協力を経て、
様々な委員会の立ち上げであったり、
後輩の育成、また病院外の活動として、
高槻市の嚥下食研究会の取り組み、
看護学校での講師も務めていらっしゃいます。

物事を実現するまでには、
様々な苦労はあるかと思いますが、
岡本様がお話の中で常に仰っていた事は、
“やりたいと思う事を実現させてくれる環境がある”という
感謝の気持ちでした。
やりたくても一人では実現できない事も多くあります。
他部署の方との連携を図りつつ、
一つ一つ形にされてきた姿勢に、
臨床の現場での“栄養士としての存在価値”を
高めていきたいという
岡本様の強い気持ちも感じました。
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「仕事をする上でやりがいとなっている事」

なぜそこまで頑張れるのか?
という質問をさせていただたときに
「患者さんに喜んでほしいから」と、
お話してくださいました。
栄養士が関わることで、患者さんであったり、
他職種の方からも嬉しい声を掛けていただける事も
一つやりがいだと仰います。

また、「栄養の分野は伸びしろがあるから
今頑張っているのは、10年後の栄養士の為でもある」
という言葉もとても印象的でした。
自分たちは専門職なので長けている、
だったらもっと頑張っていこう!という
その気持ちも、自分の中で
前へ前へ突き進む励みになっていると
仰っていました。

また何か物事に取り組むときにも、自分がまずやってみて、
それから後輩へ伝えるように意識されていらっしゃいます。
口だけではなく、先ずは自分が取り組むこと。
そういう姿は、後輩の栄養士さん達の目にも
強く印象に残りますね。
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「今後力を入れていきたい事」

地域包括ケアシステムの構築にも力を入れていきたいと
挙げてくださいました。
退院したらそこで患者さんとの繋がりが切れてしまうのではなく、
地域の方への発信というところにも取り組まれています。

こちらは病院で発行されている冊子ですが、
毎回テーマを変えて季節のテーマに沿った食事の解説、
そしてレシピをご紹介されています。
夏であれば、夏バテ予防によい栄養素の紹介などです。
病院の待合室などでお手に取れますので、是非ごらんください。
可愛い手書きのイラストにも心を奪われます!

今回お話を伺わせていただき、
栄養士の可能性は無限で、型にはまった仕事だけではなく、
やれることはまだまだ沢山あるということを痛感しました。
私達も自分に限界を作らず、これからも前へ前へ進めていけるよう
努めてまいります。
貴重なお話をありがとうございました。

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赤羽ではたらく栄養士たちの日記
神奈川で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
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