鶴見循環器クリニック様

第40回は、鶴見循環器クリニックの看護師、 
丸山 由美様をご紹介します。

鶴見循環器クリニックは横浜市鶴見区にある
ちょうど今年の8月で開院20年の循環器内科です。
月に約1,000名の患者様が受診されるそうです。

丸山様にインタビュー形式でお答えいただきます。

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1.看護師を目指したきっかけ
 小学2年生の時に、ナイチンゲールの伝記を読み、
 看護師という職業に興味を持ちました。
 高校2年生の時に、地域の病院で行われた1日看護体験に参加し、
 担当した看護師さんが患者さんに寄り添う姿を見て
 感銘を受け、自分も看護の道に進もうと思いました。

2.やりがい
 開院時から勤務しているので、勤続20年になり、
 長いお付き合いの患者様が多く、信頼関係を築いた関わり
 できることが嬉しいです。
 この20年の中で、開院当時より、患者層が高齢化してきたことで
 看護師としての役割も変わってきました。
 そのため、患者様の介護問題に直面することも多くなり、
 10年前に「介護支援専門員(ケアマネージャー)」の資格を取り、
 福祉との地域連携を図ることや、最近では「心不全療養指導士」や
 「日本糖尿病療養指導士」の資格を取り、限られた時間で
 療養指導できるよう努力しています。

3.医療機関での取り組み
 高血圧・糖尿病・脂質代謝異常症が基礎疾患にある患者様が多く、
 最近は高齢患者様が多くなったことで
 慢性心不全慢性腎臓病への介入により、
 入院予防・透析予防に向けた関りが多くなりました。
 どちらも基本的に塩分制限が必須であり、
 食事療法が重要であることを考えさせられます。
 当院では、管理栄養士による栄養指導も行っており、
 患者様のニーズに合わせるため連携して情報共有しながら
 療養指導を行っています。

 自宅にいながら入院治療に匹敵する食事療法のツールとして、
 宅配食は療養指導の際に積極的にすすめており、
 ミールタイムのパンフレットは患者様に興味をもってもらい、
 気軽に手に取ってもらえるよう待合室にも置いて活用しています。

4.ミールタイムで数値改善
 ある90歳くらいの患者様が、心不全のため、
 入退院を繰り返していたのですが、思い切ってストイックに、
 1日3食ミールタイムを食べてもらったところ、
 BNP(心臓に負担がかかっている状態を数値で表したもの)が
 なんと、入退院を繰り返す前の状態まで戻りました。
 
 他にも、宅配食を利用した食事療法で改善した
 患者さんが何人もいます。やはり薬だけでは限界があるので、
 食事療法も重要だと感じました。

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 丸山様、ありがとうございました。
 管理栄養士さんもいらっしゃいますが、非常勤のため、
 食事に関する指導も丸山様が行うことも多いとのことです。
 丸山様にもミールタイムをご試食いただいたことがあるので、
 自信をもって患者様にミールタイムをおススメして
 いただけていると伺い、嬉しく思いました。
 味の濃さも手本になるから「一度、試してみて」と、長期的に諦めずに
 何度も提案しているそうです。 
 できるだけ飽きがこないように、ヘルシー食やパワーアップ食を
 組み合わせて食べてもらえるようにしているそうですよ。

 また、ミールタイムを注文した患者さんには
 必ず食べた後の感想を聞くようにしているとのこと。
 20年築いてきた信頼関係があるので、紹介をして終わりではなく、
 その先まで患者さんにずっと寄り添うことが
 できるのだと感銘を受けました。

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赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
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