上白根病院様

第39回は、横浜市旭区にある上白根病院の管理栄養士、
唐木 由喜様をご紹介いたします。

上白根病院様は、地域に根差した病院で
グループとして竹山病院、上白根病院の2つの病院を中心に
特別養護老人ホームが2施設、介護老人保健施設、
介護療養型医療施設の介護施設を運営しています。
また、4ヵ所の地域ケアプラザと各介護施設での通所系サービスや
訪問サービスで地域の皆様の在宅介護を支えています。

地域の皆様に医療や介護が必要になったとき、
最適な選択をしていただけること、そのネットワーク内において
すべてをまかなえることが特徴です。

ここからは、唐木様をインタビュー形式でご紹介します。

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1.管理栄養士を目指したきっかけ
 元々、母が病院の管理栄養士だったので、
 高校生で進路を決めるときに、身近な存在であった
「管理栄養士」が選択肢にありました。

2.業務内容
 科長として部署の管理全般です。
 また、色々な科の患者さんがいる1病棟を担当し、
 外来・入院患者さんの栄養管理を行っています。

3.やりがいを感じる時
 高齢で食が進まない患者さんや
 術後体力が落ちた患者さんに、
 手を替え品を替え、医師や看護師と相談して
 嗜好に合ったものをできる限り提供して
 食べられるようになった時や、リハビリが進んだ時。

 また、栄養指導室まで一緒に歩くときに、
 やっとの思いで歩いていた患者さんが、
 食事の内容も改善し、歩く速度が速くなっていることに
 気がついたときに、栄養は本当に大切だと思いますし、
 関われて良かったと思います。 
 
4.管理栄養士として今後やりたいこと
 病院は、患者さんの体調が悪くなった時点での介入になりますが、
 予防として、または初期の段階で正しい知識を持って実行ができれば
 嚥下や体力面も変わってきます。
 今後は、「低栄養」や「サルコペニア」、「フレイル」などをテーマに
 地域ケアプラザなどで講話をしたり、在宅の方に知識が
 広まるような活動をしていきたいです。
 新型感染症が広まる前は、集団の講話をしていたので、
 再開できたらよいと思っています。
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唐木様、ありがとうございました。

お母様が管理栄養士で、背中を見て同じ道に進んだことに
感銘を受けました。

日本で「栄養士」が誕生したのは1926年。
当時は国民の「栄養不足」のために、栄養士は尽力しました。
戦後、復興を経て、現代では生活習慣病が増加しています。
1985年に「管理栄養士」が誕生し、
2023年には医療従事者の職種に管理栄養士・栄養士が
追加されましたし、様々な分野で活躍する管理栄養士が増えました。
赤ちゃんから高齢の方まで、生きる上で「食」は欠かせません。
「食」の大切さを発信できる「管理栄養士」は本当に
魅力的な職業だと、私は思っています。

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下記ブログもよろしくお願い申し上げます。
赤羽ではたらく栄養士たちの日記
大阪で働く栄養士の医療機関紹介ブログ
AKABANE TECH BLOG
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