腎疾患の食事管理

今回は、腎疾患の食事管理についてお話しいたします。

以下のポイントに気を付けていきましょう!

①たんぱく質は摂りすぎず、適正量に。
体内にとり入れられたたんぱく質は、腎臓で処理されます。
そのため、たんぱく質をとりすぎてしまうと腎臓に負担がかかってしまいます。
お肉やお魚、乳製品、大豆製品などを大量に摂取するのは避けましょう。
しかし、ここで極端な制限をするのはおすすめしません。
たんぱく質を制限しすぎると、栄養失調や筋肉の衰えにつながります。
通院先の医師・管理栄養士の指示量に従い、
適正量の摂取を意識しましょう。


②塩分を控える
塩分を多くとりすぎると、血圧が上昇します。
細い血管が多く集まっている腎臓は、血圧が上がると大きな負担となり、
腎機能低下を促進してしまいます。
そのため、塩分は1日6g未満に抑え、減塩に取り組みましょう。
<減塩のコツ>
・漬物やキムチなど食塩を多く含む食べ物は控える。
・汁物や麺類は1日どれか1種類までにする。
・ラーメンやうどんなど汁は飲み干さない
・醤油やソースなどは上から「かける」のではなく「付ける」ようにする
このように少しの工夫で簡単に塩分が減らせます!


③カリウムをとりすぎない
腎機能が低下すると、体内にカリウムが蓄積しやすくなります。
カリウムが体内にたまると、手足や唇のしびれ、
不整脈などを起こすリスクが高まります。
カリウムは、生野菜・生果物・いも類などに多く含まれます。
野菜は、ゆでこぼす水にさらすとカリウムが水に溶け出します。
カリウムはゆでこぼしているお湯に溶解しているため、
そのまま調理には使わず、お湯は捨てましょう!
(※電子レンジで加熱してもカリウムは減りません。ゆでるか水にさらす処理を行いましょう。)
果物は缶詰の商品を選ぶとカリウムを減らすことができます。
100%果汁ジュースにも含まれるので、ジュースにも注意が必要です。
いも類も野菜類と同様にゆでる・水にさらす処理をするとカリウムを
減らすことができます。

ミールタイムのECサイトには、栄養科実験調査として
カリウム処理の実験結果や塩分などについて掲載しています。
ECサイトの一番下のページにございますので、
ぜひ、ご参考にしてみてください!!
https://www.mealtime.jp/shop


今回のブログでは、腎疾患の食事管理についてお話しいたしました。
ミールタイムはたんぱく質や塩分・カリウムの制限がある方でも
お召し上がりいただけます。
食事療法でお困りの方はぜひ、ミールタイムをご活用ください!

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