日本歯科大学附属病院様

2023年3月7日（火） 18:00

先日、東京都千代田区にある
「日本歯科大学附属病院様」に訪問をさせていただきました。

日本歯科大学附属病院様は、
「私たちは、生命歯学を通して、健康な喜びをともにつくります。」
の理念のもと、患者様の健康回復・維持・向上を目指し、

最先端医療にも取り組まれています。

http://dent-hosp.ndu.ac.jp/nduhosp/index.html

栄養管理室の森谷　順子様にお話を伺いました。

インタビュー形式でご紹介させていただきます。

～管理栄養士を目指されたきっかけ～

中学の担任の先生の奥様が栄養士だったことから、

栄養士の仕事に興味を持ち、

その後「健康には食が大事である」という思いが強まり、

管理栄養士を目指しました。

～現在の業務内容～

栄養管理室は一人で、献立作成、食数管理、

入院に関わる業務を担当しています。

20年以上勤めているので、

患者様の中には何年も前からのお付き合いの方もいて、

おせっかいかもしれないけど、

大きな用事がなくても患者様に自分から会いにいったりと

ベッドサイドでの関わりも大切にしています。

４２床と小さな病院なので、一人で運営していると

ご入院されたすべての患者様と関わりを持つことができます。

大変だけれど、自分の考えで動けることが良い所かもしれないです。

また、近隣の東京逓信病院の栄養管理室様とも交流があり、

「一人だから辛かったり、悲しいことがあると思うから、

その時は走ってくればいいんだよ。」と

あたたかく迎えてくださるんですね。

困ったことがあったらすぐに相談したり、

教えていただけることが本当に心強いです。

～管理栄養士としてのやりがい～

口腔機能を手術することで、

食べられなくなってしまう方もいらっしゃるけれど、

患者様から食事のことをご相談してくださったり、

エレベーター前で偶然通りかかったときに

「会えてよかった」とお言葉をいただいたり、

頼りにしてもらえることがやりがいです。

患者様からパワーをもらっています。

～栄養管理室が力を入れていること～

他職種と連携して、患者様のサポートをしています。

小さい病院なので、NSTの機会を作って集まるまでもなく、

お互いに確認事項があったら、会いに行ったり、

業務として自然と連携できています。

昔参加した講義で、「診療科の壁を壊すのは、栄養士だよ」

という話を聞いたことがあって、

看護師や内科の医師、薬剤師、

色々な部署との関わりを大切にしています。

～管理栄養士として今後やりたいこと～

患者様が「最後まで食べる楽しみをあきらめない」

あきらめない人生を送っていただけるように、

力になりたいと思っています。

どんなに苦しくなっても、最後まで食べたいものを

食べられるように手助けをしていきたいです。

森谷様、大変貴重なお話しを聞かせていただき

ありがとうございました。

穏やかな笑顔でお話しされる森谷様の

あたたかいお人柄と、管理栄養士として

患者様の健康を支えたいという心からの想いを

教えていただき、親身になって患者様と

接していられるお姿に大変、感銘を受けました。

ミールタイムも、患者様の食事・健康を支える

一助となれるよう今後も精一杯励んでまいります。