「与えられる側」から「与える側」へ

私は、昨年の4月に大学を卒業し、ファンデリーに入社しました。
現在は、MFD事業部の営業グループでお客様からいただいた
お電話の対応をさせていただいています。

入社当初、研修で「与える側の人間になろう」というお話をしていただきました。
学生時代は「与えられる側」で勉強するのも、部活動を頑張るのも
基本的には自分自身のためでした。
しかし、ファンデリーの栄養士として働き始めてから、
お客様の役に立つために学ぶことが増えました。
教科書では疾病ごとに対応する食事療法を学びますが、
実際には複数の疾病を合併されている方も多く、
まだまだ知識不足を感じています。
同じ疾病を持っていても、お客様によって悩みは様々です。
また、患者様ご本人様からお電話をいただくこともあれば、
ご家族様からお電話をいただくこともあり、立場によっても悩みが異なります。
そのため、お客様お一人おひとりの生活背景を想像しながら
お話することを心がけています。
そして「相談して良かった」と仰っていただいた時、
栄養士としてのやりがいや喜びを感じると共に、
「与える側」の人間に一歩近づくことができたかなと感じます。

最近は月一回、医療機関様を訪問し、現場で働くの栄養士さんから
お話を伺っています。
ある医療機関様では、ミールタイムのお食事を教材として
おすすめしていただいているという事でした。
例えば「塩分は1日6gまでにしましょう」とお話しても、
患者様はなかなかイメージしにくいですが、
ミールタイムのお食事をお召し上がりいただくことで、
目安となる味付けを体感することができるため教材としても活用しやすい
と仰っていただきました。
このように、現場の栄養士さんとお話するなかで
これまで気づかなかった新しい活用法にも気づくことができます。
これからも、現場で働く栄養士さんと共に、患者様に寄り添いながら
一人でも多くの方の健康に貢献できるよう精進して参ります。